こんにちは。
今回は私が使用している3Dプリンタである、ANYCUBIC MEGA-Sのエクストルーダーを純正品から社外の金属製エクストルーダーへアップグレードしてみました。
こちらの3Dプリンタは2020年5月に購入して以来ちょくちょく使用していて、DIYで使用する分には十分な性能で活躍してくれていました。
最近作っていたものは以下をご参照ください。
純正エクストルーダーと社外メタルエクストルーダー
しかし、こちらの3Dプリンタ、エクストルーダーという材料のフィラメントを送り出す部品が樹脂ベースで作られており安っぽいつくりをしています。
実際にこのパーツは摩耗やらでがたつきが多くなり、大分動きが悪くなっていました。
結果的にはフィラメントの送り出しが不安定になって印刷に影響が出ることもしばしば。
そこでアップグレード商品として金属製のエクストルーダーがあることを知ったので、こちらを取り付けてみることにしました。
今回購入したメタルエクストルーダーはこちら。
prusa i3用ということでしたが、問題なく取り付けることができました。
純正エクストルーダーの分解・取り外し
まず、純正のエクストルーダーを分解していきます。
過去に調子悪かった時にも分解調整したのですが、今回もひどい有様でした。
まず、ベアリングの受け部が樹脂なのですが、摩耗等で劣化してそもそもベアリングがハマる部分が欠損していました。
普通に回転軸がずれてしまいます。
モーター側も樹脂の摺動面が多々あり、摩耗で削れてしまっている部分が多いです。
メタルエクストルーダーの取付
今回のメタルエクストルーダーのパーツはこんな感じ。
ちゃちゃっと組付けて完了です。
ギア比も変わらないし、フィラメント送る部分の径も変わらないのでCAMの設定も特に変更不要です。
実際、設定変更なしで問題なく印刷できています。
インプレ
去年の9月に入れ替えてからもちょくちょく印刷していますが、圧倒的にフィラメントの送りは安定したと思います。
フィラメント変えて最初に押さえつけだけ少し調整すればその後は調整なしでずっと印刷することができています。
最後に、3Dプリンタでよく使う六角レンチの定番ともいえる高級工具メーカースイスツールのレインボーレンチと見た目だけは同じお手頃価格とSK11の六角レンチを紹介しておきます。