あきらぼ

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Ankerのポータブル電源修理

壊れて動かなくなったというAnkerのポータブル電源を手に入れたので修理できるか試してみます。

 

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症状としては充電ケーブルを接続しても何も表示がされず、USBや12V、100Vの出力ボタンを押しても何も反応しません。

 

とりあえずネットで調べてるみると分解修理している人がいたので参考にしながら分解していきます。

https://mazu-bunkai.com/bunkai-wp/repair/12640/

 

まず、本体側面のビスを外して、底面のゴム足の裏にあるビスをはずします。

このゴム足が接着剤固定なので硬く、スイスツールのピッキングツール使っていたら折れてしまいました(泣)


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そしてビスを外せば背面と前面のパネルははまっているだけなので隙間を作って引っ張り出せば取り外せます。

 

しかし、この爪ではまっているだけのパネルが固いのなんの。

一応バッテリーで万が一にもショートさせたり破損させらればいのでスマホ分解用の工具用を使っていたのですが、ものの見事に破棄しまくりました。

(バッテリーは酸化剤も燃料も入っているので燃えてしまったら燃え尽きるまで待つしかできませんからね。家での作業なら尚更注意が必要です。)

 

なんとか背面パネルを外しました。

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(最後までやってから気づいたのですが、おそらく背面は外さなくても良かった)

 

次に前面も同じように外していきます。背面よりも液晶があったりボタンがあったりで力は入れづらくやりづらかったです。

 

次に基板固定のビスを外してケーブルを外すと参考にしていたサイトではやっていたのですが、組み順的には基板は後にやっても良さそうです。

パネル外側のビスを全て外すと中身ごと手前に引き出せます。

 

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そうすると前面パネルと繋がっているケーブルコネクタが外せるので外してサイドにあるキボシのバッテリー接続を外します。

 

電源容量も大きいので万が一にもショートできないので一個ずつ取り外してテープで絶縁してを繰り返して安全にバッテリーと基板を切り離します。

 

これで基板本体で故障チェックができます。

1番怪しい充電コネクタの導通を確認しましたが、問題ありませんでした。

不思議に思ってとりあえず基板だけで充電ケーブルを繋いでみると液晶が正しく表示されています。

「あれ?症状が変わった?」と思いバッテリーのキボシも取り付けて仮組して充電ケーブルを接続してみると問題なくバッテリー残量も表示されました。

 

「なんでかは分からないが分解してみたら治ってしまったので逆の手順で組み付けていきます。

 

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問題なく出力も含めて作動するようになりました。

 

ということでただ分解して組んだだけで症状がなくなってしまったので、修理完了です。

 

足ゴムを接着剤でつけて作業完了です。

 

用途は簡易UPSとして使用していこうと思います。

 

賃貸のリモコン無しシーリングライトでもIoTしたい!

こんにちは。

 

今回は最近引っ越した際にリモコンタイプではないシーリングライトをなんとかしてIoT化したのでそのことを書こうと思います。

 

背景

引っ越しをしたい際に、リビングのシーリングライト紐を引くか、壁のスイッチを押すという二つでしか操作できないタイプでした。

 

赤外線リモコン式であれば私が持っているラトックの家電リモコンでIoT化できたのですが、、、

 

 

賃貸なので、シーリングライトを交換するのもハードルが高いし、、、

 

解決策

そんな中、シーリングライトのカバーをとりあえず外してみると、天井のシーリングライト専用のコンセントからカバーの間に意外とスペースがあることに気が付きました。

 

そこで購入したのがこちらです。

 

 

完成した写真を撮り忘れてしまいましたが、

  1. 天井のシーリングコンセント
  2. シーリングコンセントから一般のコンセントへの変換アダプター
  3. スマートプラグ
  4. 一般のコンセントからシーリングコンセントへの変換アダプター
  5. シーリングライト

の順番で繋ぎ、すべてをシーリングライトカバー内に収めることでシーリングライトを工事や取り返せずにIoT化できました。

 

おかげでアレクサで操作できるようになりました。

 

ただ、スマートプラグはスイッチボット製の方が良かったかもしれません。

 

 

APIが公開されているので、自分で操作プログラムを簡単に書けるんですよね。

(今のでもIFTTTとかうまく使えばプログラムから操作できそうですが。)

 

blog.switchbot.jp

 

以上、賃貸シーリングライトのIoT化でした。

 

3Dプリンタで照明スイッチカバー製作

こんにちは。

今回は3Dプリンタで照明のスイッチカバーを作成しました。

 

 

ピンとこないと思いますが、このようなものです。

 

 

 

製作背景

何がしたかったかというと、部屋の照明のIoT化、センサー化が進んでくると不意に元電源であるスイッチを操作してしまうと反応しなくなってしまいます。

 

慣れてしまえばなんということもないかもしれませんが、人間はミスする生き物です。

少しでも誤った操作を防止するようなカバーが必要でした。

 

しかし、いざというときにON/OFF操作ができないと初期化等ができなくなってしまいます。

 

そこで、不意には押せないけれど必要な時は押せるカバーを3Dプリンタで作りこととなりました。

 

モデリング

今回もFusion360モデリングしていきます。

 

かなり簡単な形状です。

 

印刷

20分ほどで印刷ができました。

 

次はサポート材を取り除いて取付です。

 

取付

賃貸なので両面テープでカバーを取り付けます。

 

あとはスイッチが綺麗に入るように位置を合わせて貼り付けます。

 

 

使用感

実際に取り付けて一月以上経過しましたが、誤って操作することは無くなりました。

スイッチをON/OFFするにはかなり指を立てて操作しなければできないようになっているので、部屋に入った流れでスイッチに触ってしまった際もカバーに阻まれてスイッチは操作されませんでした。

 

意図通りの役目を果たしてくれて満足です。

唯一気になるのは、色が黒色なことです。

ちょっとダサいですね。(フィラメント黒しか持ってなかったです、、、)

 

また、何か思いついたら印刷して作ってみようと思います。

 

 

 

3Dプリンタで机のカバン掛け製作

こんにちは。

 

今回も3Dプリンタで日用品を作ってみました。

 

 

 

今回製作したのは机のカバン掛けです。

会社のデスクでカバンの置き場に困っていたので作ってみます。

 

会社でデスクのキャビネットの扉の厚みを計って、そこに引っ掛けられるようなものを設計します。

 

 

今回もFusion360モデリングしました。

大分使い方にも慣れてきました。

 

作ったモデルをいつも通りCuraに読み込ませます。

 

あとはSDカードにデータを入れて印刷するだけです。

 

注意事項ですが、ファイル名に日本語を入れるとANYCUBICの3Dプリンタでは読み込めずにフリーズしてしまいます。

英語のファイル名にしましょう。

 

 

1時間ほどで印刷が完了しました。

あとはサポート材を除去して会社のデスクに取り付けてみます。

 

 

良い感じです。強度的にも十分ですね。

 

ピッタリのものを作れるのは3Dプリンタの醍醐味です。

また、何か思いついたら作ってみようと思います。

 

 

3Dプリンタで机の小物入れ作り

こんにちは。

 

今回は3Dプリンタで机の引き出しの小物入れを作ってみました。

 

会社が変わって新しいデスクになったのですが、引き出し等の収納は多いのですがペンを入れておけるような小物入れがなくて困っていました。

 

そこで3Dプリンタを使用して机の引き出しにピッタリ合うように作ってみました。

 

 

はじめの設計はこんな感じです。

 

早速印刷してみよう!

と思ったのつかの間。

私の3Dプリンタの印刷可能サイズを大きく上回っていました。。。

斜めにしたり等の工夫をしてみましたが、どうしようもなくパーツに分割して出力することに。

 

8時間かけて印刷が完了しました。

 

 

会社に持って行ってデスクの引き出しに設置してみます。

 

 

良い感じです。ぴったりとハマりました。

ただ、使っていて気づいたのですが意外と軽くて滑りやすいので机の開閉でずれてしまいます。

 

裏に滑り止めかなにかしかなきゃです。

 

100円ショップでも売っていそうな小物入れですが机のサイズピッタリに作れるのは3Dプリンタならではです。

 

また何か思いついたら作ってみようと思います。

3Dプリンタで小物置き作り

こんにちは。

 

今回は3Dプリンタで小物置きを作ってみました。

 

 

 

背景

最近、ヘッドセットのレシーバーにUSBメモリ、SDカードリーダーとPC周りの小物がデスクの上に散らかりっぱなしになっていました。

デスクでの作業性に効いてくるので使いやすい小物置きを作ることにしました。

 

設計

今回は初めてFusion360を使ってモデリングしました。

Fusion 360 | 3D CAD/CAM/CAE/PCB クラウドベースのソフトウェア | Autodesk

 

個人・趣味用であれば無料で使用できます。

今まで使っていたCADは諸事情で使えなくなってしまったのでこれからFusion360になれていかなければ。

 

今回はデスクの脇に置いているカラーボックスに木ねじで止める小物入れを設計してみました。

 

なれないCADを使うとなかなか操作性になれず四苦八苦してしまいました。

 

印刷

あとはSTLで吐き出していつも通りCURAでGコードを出力します。

 

印刷時間は6時間です。

今回も以下のPLA樹脂を使用しています。(室内用途なら大体事足りる)

Amazon.co.jp: 【Amazon.co.jp 限定】STVICTORY 3Dプリンター用 PLAプラス フィラメント 高密度 高強度 PLA樹脂 造形材料 1.75mm 寸法精度+/- 0.03mm 正味量1kg(2.2lbs) 3Dプリンターと3Dプリントペンが適用 ほとんどのFDMプリンターに適合(ブラック) : 産業・研究開発用品

 


印刷できました。

 

サポート材等を取って綺麗にします。

 

実際に使ってみる

できあがったものにとりあえず、散らかっていたUSB用品を入れてみます。

 

想像どおりの収納感です。

あとは木ねじでカラーボックスに取り付けるだけです。

 

と思ったら、木ねじが家に残ってなかったのでガレージまで取りに行きました。

持って帰ってきたらささっと取り付けます。

 

 

良い感じの使い勝手です。

これでデスク周りがすっきりしました。

 

これで今回の3Dプリンタものづくりは終了です。

 

 

RaspberryPiでBME280で気圧測定

今回は気圧センサーであるBME280を使って気圧測定をしました。

 

最近梅雨入りしたせいで、ニュース等でも天気病などといって、気圧の低下に伴う体調不良が取り上げられるようになりました。
この天気病は気圧の絶対値ではなく、変化量が重要だと考えられています。

 

 

 

そこで、実際に時系列の自宅の気圧データを取得することで体調管理をしましょうというのが目的です。
完成形はこちらです。

 

 

さて、実際に実装に移っていきます。

BME280とRaspberryPiはI2Cで接続しています。

詳細はこちら

aki-lab.hatenadiary.com

 

今回使用した気圧センサーはドイツの自動車部品メーカーのボッシュ製のBME280になります。

ACEIRMC BME280搭載 温湿度 気圧センサーモジュール 5V用 SPI I2C Arduino対応 Raspberry Pi (1個)

 

データシートはこちらになります。

https://www.bosch-sensortec.com/media/boschsensortec/downloads/datasheets/bst-bme280-ds002.pdf

 

基本的にはこちらのデータシートの指示通りにレジスタを叩いてデータを取得していきます。

 

まず、実際のコードがこちらになります。

 

基本的にはデータシート通りの実装なのですが、pythonで記述する際に、変数の型が明示的ではなかったので、Numpyを使用して明示的に型変換を行うことでデータシート通りの温度と気圧の補正を行っています。

 

実際に実行するとこんな感じです。

pi@raspberrypi: python3 BME280.py
Device ID is 0x60
BME280 is connected.
Temperature 26.88 degC
Pressure 998.76 hPa

こちらの温度は気圧センサ補正に使用しているのでセンサーの温度です。

なので、室温よりは少し高い値になっているので単純な環境センサ値としては使えなさそうです。

 

あまり、レジスタ直叩きで使用している記事を見なかったので参考になればと思います。

 

実際に使用してみると、天気とは関係なく気圧が変動していることや、気密性の高いマンションだと換気扇を使うことで圧力が下がってしまうことです。

次回、頭が痛くなったときは値を確認してみようと思います。

 

コードの全体はこちらになります。

GitHub - Aki-R/CCS811_BME280_RPi: Upload CCS811 and BME280 measurement to database by using RaspberryPi