あきらぼ

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カゴヤVPSサーバーでレンタルVPS借りて設定してみた。

今回は最近ハマっているARKのゲームを友人たちといつでも好き勝手にプレイできるようにVPSサーバーを借りてそこにARK用のサーバーをセットアップしていきます。
一度GMOクラウドVPSの無料期間で試してみたのですが、上手くできなかったのでARKサーバーとして実績のあるこちらのサービス使用します。

まず今回は普通にレンタルVPSのセットアップをしていきます。

参考にしたのは以下のサイトです。

【VPS活用】絶対やっておきたい初期設定リスト - カゴヤのサーバー研究室

VPSのレンタルとインスタンスの作成

今回はUbuntuがOSでメモリ4GBでCPUが4コア、SSD30GBのプランを選びました。
4人程度で遊ぶにはこの程度のスペックで十分らしいので。(後で状況に合わせてプラン変更すればいいので。)
追記:ARKでLostIslandのマップをプレイするには少人数でもメモリ4GBはギリギリです。
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ゴヤVPSではここで認証用の公開鍵を設定できるようなので、そのやさしさに甘えて秘密鍵をダウンロードします。
これは後でSSHログインの際に使用します。

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無事にインスタンスが作成されました。
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公開鍵でSSH接続

次にSSHで接続していきます。
今までTeraTermをSSHクライアントソフトとして使用していたのですが、接続先が増えてきて接続先ごとに設定を変えたいのでPuttyを使います。

秘密鍵の変換

先ほど作成してダウンロードした秘密鍵Puttyでは読み込めない形式なのでPuttyKeyGenというソフトで変換します。
私はSFTP用にWinSCPを使っているのでそこから起動してしまいます。(なければ普通にインストールして使用すればいいです。)

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秘密鍵を読み込みます。

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あとはPrivateKeyを保存するだけです。
必要であればこの秘密鍵を使用するためのパスワードを設定します。
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Puttyの設定

次にPuttyの操作に戻ります。

普通にVPSIPアドレスを入力して、Authのタブで先ほど変換した秘密鍵を指定します。

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あとは接続して初期・権限ユーザーであるrootでログインするとログインできます。

サーバーの設定

パッケージのアップグレード

まずはパッケージの更新をします。
パッケージのリストを更新します。
apt update

次にパッケージのアップグレードをします。
apt upgrade

これで最新の状態になります。

ポート設定

次にポートの設定をします。

次にSSHポートをデフォルトの22番にしてしまうとSSH乗っ取り攻撃の対象になりやすいのでポート番号を変更します。(50000台の任意のポートを使うのがいいでしょう。)

iptables -A INPUT -p tcp --dport 5xxxx -j ACCEPT

ついでにARK用のポートも開けます。

iptables -A INPUT -p udp --dport 27015 -j ACCEPT
iptables -A INPUT -p udp --dport 7777 -j ACCEPT
iptables -A INPUT -p udp --dport 7778 -j ACCEPT
iptables -A INPUT -p tcp --dport 27020 -j ACCEPT

設定を確認します。

iptables -L

この設定は再起動で消えてしまうので、消えずにしてくれるPackgageをインストールします。

apt install iptables-persistent

これで再起動しても問題ありません。

SSH設定

次にSSHのポートを変更します。
設定ファイルを直接編集します。

nano /etc/ssh/sshd_config

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つながらなくなると困るので22もとりあえず残しておきます。
SSHをリスタートして

service ssh restart

問題なくログインできました。

なので先ほどの22番ポートの部分をコメントアウトします。
再度SSHリスタートさせて22番ポートではログインできないことを確認できました。

これでSSHの設定は完了です。

管理者ユーザーの作成

次に管理者ユーザーを作成します。
rootユーザーを使い続けるのはセキュリティ上良くないので。
以降user_nameというユーザーとして記載しています。

adduser user_name

ユーザーが作成されました。
ちなみにuseraddのコマンドも使用できますが、ディレクトリ作ってくれなかったりとめんどくさいのでこちらにしました。

作ったユーザーに対して公開鍵認証できるようにします。
まず認証キー用のディレクトリを作成します。

mkdir /home/user_name/.ssh

PuttyGenで作ったユーザー用の公開鍵と秘密鍵を生成します。
Generateを押せば生成できます。
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できたpublic keyを平文でそのままコピーします。
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あとは先ほど作ったディレクトリにキーファイルを作るだけです。

nano /home/user_name/.ssh/authorized_keys

あとは先ほどのKeyをコピペして保存。

最後にこのユーザーに管理者権限を与えて終了です。

usermod -G sudo user_name

これでこれからは作った新規ユーザーで管理することができます。

SSHのパスワード認証とrootログインの禁止

そして最後にSSHでのパスワード認証とrootログインを禁止します。
新しく作ったユーザーで作業を行います。

sudo nano /etc/ssh/sshd_config

以下のように変更を加えます。

#PasswordAuthentication yes
PasswordAuthentication no
#PermitRootLogin prohibit-password
PermitRootLogin no

これで最初の設定がすべて終了です。

次回はARKサーバーソフトのインストールと設定をしていきます。